俺趣味最前線(仮)

アクセスカウンタ

zoom RSS 「アイアン・スカイ」感想文。

<<   作成日時 : 2012/10/23 21:55   >>

トラックバック 0 / コメント 0

10月16日(火)に映画「アイアン・スカイ」を鑑賞してきました。
画像


アニメではなく海外の実写映画だけど、久々に「これは観たい!」と思わせてくれる映画が出てきたので観てきましたよっと。

この映画をそもそも知るきっかけとしてはあの高橋名人がまだmixiにいたとき(現在は退会)に「カラパイア」というサイトでまだ日本での公開どころかヨーロッパでの公開前頃に日記のネタとして取り上げたんだけど、その時に記事を見た時に「コレは是非日本で上映されたら見てみたい!」と思っていた作品。

【参考】2011年05月14日:カラパイア
第二次世界大戦末期、UFOで月へ逃げたナチス軍が2018年、地球に逆襲する!!
「アイアンスカイ(IRON SKY)」ムービートレーラー
 http://karapaia.livedoor.biz/archives/52006299.html

しかもこの映画は製作途中の短い動画をサイトで公開し「続きが見たい場合は集まれ」とばかりに草の根カンパを募集。

その結果、総制作費750万ユーロ(約7億5千万円)の内100万ユーロ(約1億円)分が個人によるカンパで賄われたという事でも話題になった作品。

で、当時はまだ日本で公開されるという予定は全く無かったので「日本で公開されないかな〜」なんて思っていたのだが、この度日本でも公開されたので喜び勇んで行ってきますた。

2010年2月に観た「パラノーマル・アクティビティ」以来約1年半強ぶりの実写映画だけど、実を言うとこの「アイアン・スカイ」を鑑賞する少し前に「アベンジャーズ」を鑑賞しちゃったので久々の実写映画というわけじゃあ無くなった作品になっちゃったけどね。

ちなみに「パラノーマル・アクティビティ」と「アベンジャーズ」はこのブログに感想は書いてません。

「書かなかった」というべきか「書き忘れた」というべきか。

まぁそんな事はともかくとしてだ、とにかく前々から気になっていたので行ってきましたよ。

無論パンフレットもGet、ちなみに価格は700円。
画像画像


ということで映画「アイアン・スカイ」の感想文をば。

※ 注意 ※

これより以下、当記事にはネタバレ要素が多分に含まれております。

当記事を見てネタバレが発生しても当方では一切責任は持ちません。

各自の自己責任の下で閲覧してください。


えっとね・・・まず最初に言えるのは、この映画はストーリーや設定がとにかくいい。

基本的なストーリーとしては2018年、アメリカは46年ぶりに人類を月面着陸に成功させる。

月面に降り立った宇宙飛行士は月面の裏側で驚くべきものを目にする。

それはハーケンクロイツの形をした巨大建築物、そして謎の武装した集団だった!

何と第二次世界大戦で敗れたナチス・ドイツの残党が密かに開発していた宇宙船を使って月の裏側に逃げ込み、軍備を整え反撃の機会を70年間待っていたのだ。

・・・というもうこの導入部分のあらすじだけでも凄いでしょ?

1969年にアメリカが人類初の月面着陸をしたアポロ11号やソビエトが1961年にガガーリンが人類初の宇宙飛行を成し遂げたボストーク1号はおろか、1957年にソビエトが飛ばしたスプートニク1号よりも前に有人宇宙飛行が可能な宇宙船を開発していたってという「ナチスの科学力は世界一ィィィィィッ!」と言わんばかりの超設定なんだぜ?

しかもその宇宙船で月の裏側に逃亡し、ハーケンクロイツ型の巨大建築物を建設して70年間反撃の機会を伺いつつ生活していたというトンデモストーリー!

( ゚∀゚) どーよ、この設定を聞けば更にワクワクしてくるだろ?

この設定を初めて聞いた時「マーズ・アタック!」以来のドファンキーな映画だと思って楽しみにしていたんだよね。

で、実際この映画を観終わって出てきた感想としてはだな。

トンデモSF映画だと思っていたら、実は痛烈な風刺映画だった!


         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       
『アイアン・スカイはトンデモSF映画だと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        
思ったら実はかなりの痛烈な風刺映画だった!』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        
な・・・何を言ってるのかわからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        
おれも何をされたのかわからなかった・・・。
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        
頭がどうにかなりそうだった・・・。
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    
催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえッ!
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ 
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。


何が痛烈ってとにかくラスト近くの展開が物凄く痛烈。

宇宙に展開するナチスの艦隊、そしてナチスの最終秘密兵器である超巨大戦艦「神々の黄昏」号の機動。

地上の国連で行われている会議で「神々の黄昏」号を見た各国の大使の前で「誰がこんなの作ったの!?」とアメリカ大統領が問いただすと、北朝鮮の大使が「我が国が実は作った」とか「偉大なる首領様がお作りになられた」という妄想爆発の大嘘電波発言っぷりに各国の大使が腹を抱えて大爆笑。

更に宇宙に展開するナチスの艦隊を迎え撃つために登場したのは「ジョージ・W・ブッシュ」という秘密裏に作られていたアメリカの宇宙ステーション型宇宙戦艦。

ところが実は秘密裏に宇宙戦艦を建造していたのはアメリカだけでなく、ロシアを始め世界各国が秘密裏に建造!

唯一宇宙戦艦を建造していなかったのは他でもないこの映画を作り上げ、冷戦時代にはソビエトの勢力下にあったフィンランド!

しかもロシアに至っては廃棄されていたと思われていた宇宙ステーション「ミール」を宇宙戦艦に改造、しかもアメリカさえ無いレーザー兵器を搭載していたという、昔の兵器でも改造して今でも使っちゃうけど変なところでアメリカよりも技術が進んでいるいかにもおそロシア的クオリティ!

かくしてナチス宇宙艦隊 vs 世界連合軍宇宙艦隊という図式になり激闘の末に世界連合軍が勝ってしまうのだが、物語の冒頭で月面で「ヘリウム3」の調査をアメリカがしていたことが発覚。

安定した確保が確立すれば向こう何千年とエネルギー問題とは無縁となる「ヘリウム3」をアメリカが独占しようとするが、自分達の国が確保しようと国連の会議室で大乱闘になりそれに伴い今度は世界連合軍として戦った各国の戦艦が大乱戦。

無論日本の宇宙戦艦は他国の宇宙戦艦にカミカゼアタック!

そしてその結果、地球は第三次世界大戦とも言える核を伴った大戦争に突入するというエンディング。

(;^∀^) もうね、どの国をどう見ているかってのが本当によくわかるシーンだったよ。

特に北朝鮮なんてもうモロだよね、各国の大使が大爆笑していたけど俺も一緒に笑いそうになったよ。

更にアメリカ大統領が「任期一年目で戦争をすると支持率が上昇する」という中で突如やってきた月面ナチスは「うってつけの相手」と言ってみたりとか、いかにもアメリカがやりそうというか言いそうな事を余裕で言い出す始末。
画像


とまぁこんな感じで風刺というかブラックジョーク的な結末の映画なのだが、この映画の魅力はそこだけじゃない。

まず第1にピー音とかで隠されるような表現を余裕で使いこなす!

例えば「ニグロが逃げ込んだ」とか「黒人なんかとキスをして」といった具合に人種差別的な発言も余裕。

更に「ファック」だのといった放送禁止用語的なものも超余裕。

第2に他の映画のパロディが見え隠れする。

例えばラストシーンが核戦争に突入したりするのは「博士の異常な愛情」のパロディだったり、他にも細かいネタがそこかしこに埋め込まれている。

そして最大のパロディは「ヒトラー最後の12日間」に出てくる日本でもニコ動を中心に使われている「総統閣下シリーズ」でも有名なあのシーン。


大統領が手を震わせながら眼鏡を外した瞬間に「チョッ・・・まさか・・・」と笑いを堪えながら見ていたらそのまさかの案の定。

まさかの総統閣下のシーン。

もうね、ここまでやるとは思わなかったよ。

そして第3に出てくるメカニックがどいつもこいつも無駄にカッコイイ!

特にナチスのメカニックがメチャクチャかっこ良く、無駄にクオリティが高い。

更に各種衣装や小道具も素晴らしく、異常に細かく作り上げておりメカが好きな人にはたまらない。

最後に出てくる「神々の黄昏」号は戦艦の外部に巨大な駆動部が出ていたりして、それがギュンギュン動いていたりするのはもう「カッコ良さ」しかない。

ところがこの「神々の黄昏」号、駆動させるためには高い演算能力を持つコンピュータが必要なのだが、その高い演算量力を持たせるために使ったのが捕虜として捕まったアメリカの黒人宇宙飛行士ワシントンが持っていたスマートフォン。

コイツを「神々の黄昏」号に接続させるとエンジンが機動開始するも、エンジンが起動したと思ったらあっという間に停止。

その原因がスマートフォンのバッテリー切れ!

そしてその新しいスマートフォンを入手するために地上に潜入したナチスの次期総統「クラウス・アドラー」と先導役にさせた元ファッションモデルの黒人宇宙飛行士「ジェームス・ワシントン」が地上に戻った際の会話が
画像画像


アドラー「大統領のところへ案内しろ」

ワシントン「アップルストアじゃねーのかよ!?」

ワシントンが使ってたのiPhoneかよ!

(;゚∀゚) 超巨大戦艦を稼働させるiPhoneすげーな、オイ!

つーかその前に宇宙にiPhone持って行ったところで電波が届かないのに何故持っていった!?

そしてトドメは大統領の広報官だった「ヴィヴィアン・ワグナー」が宇宙戦艦「ジョージ・W・ブッシュ」の司令官に任命された時に登場した姿ってのが・・・。
画像























































コレ。
画像


(;゚∀゚) お前誰!?

つーかその髪型はどこのデヴィ夫人!?

てか背中にリオのカーニバルの衣装みたいに七面鳥の如き羽みたいなのが生えちゃってる衣装着ちゃってるとか何!?

そして最後にヒロインの「レナーテ・リヒター」が着る衣装が実にいいおっぱいの谷間があったり、歩いて立ち止まる時の腰付きがファッションモデルをやっている人が演じているだけあって妙に様になっているのと同時に実にエロい!
画像


いやもう実に色々な意味で期待通りというか、期待以上の作品。

パッと見はどちらかと言うとテレビ東京の昼過ぎ頃に放送していそうなB級映画臭い映画だけど、観ていると実に面白い!

ただ先程も言ったように人種差別的な発言だとかピー音とかで消されてもおかしくないような表現があったりするため、この手の不謹慎ネタが判るノリの人間なら心底楽しめる映画

だがネタにマジレスしちゃうような実に残念且つカッコワルイタイプの人が見たら「何これ・・・」となる、そういった意味では観る人を選ぶタイプの映画なんじゃないかなと。

とりあえずレンタルビデオでDVDのレンタルがスタートしたら、こういったB級臭さの映画やこの手のノリが判るタイプで興味ある人は観てみるといいんじゃないかなと。

ということで今回は「アイアン・スカイ」の感想文でした。


【オマケ】

パンフレットの中に、あの御大こと富野由悠季監督がコラムを書いていたのには驚いたよ。
画像


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
「アイアン・スカイ」感想文。 俺趣味最前線(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる