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zoom RSS 「マルドゥック・スクランブル =圧縮=」感想

<<   作成日時 : 2011/05/16 21:12   >>

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先週の5月10日(火)に映画「マルドゥック・スクランブル =圧縮=」を鑑賞してきますた。
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原作はハヤカワ文庫から刊行された「冲方丁(うぶかたとう)」作の同名SF小説で5年ほど前の2005年にアニメーション制作会社「ゴンゾ」によってOVAの形で制作発表されたが、翌2006年に製作中止となるも「Go Hands」による制作で劇場版として公開。

で、この作品は原作が「圧縮」「燃焼」「排気」の3部作で構成されているのに伴い劇場版も全3部作として製作されるのだが、今回はその第1部を劇場アニメ化として公開。

映画の作品自体は昨年2010年11月6日に公開されたものなのだが基本的に1週間 〜 3週間、中には2日間限定といった短期間の公開を全国各地で順次上映されており、そして約半年ほど経過した2011年5月7日(土) 〜 5月20日(金)までの2週間限定で埼玉県でも上映となったって訳。

俺も昨年年末&今月頭あたりに2名のマイミクの人からmixi日記上で「面白い」云々と聞いて気になってしまい俺も「じゃあ俺も観に行ってみるか」という訳で鑑賞することに。

ところが俺がいつも映画を見に行く時に使っている「さいたま新都心」駅前の「MOVIXさいたま」で上映されるわけではなく、熊谷の「イオン熊谷店」店舗内シネコン「ワーナー・マイカル・シネマズ熊谷」で上映。

(;´Д`) ということで電車で30分乗って熊谷まで行ってきますたよ・・・。

JR熊谷駅から歩いて約20分ほどの「イオン熊谷店(旧・サティ熊谷店)」に到着。
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上映開始の約10分ほど前に到着したのだがチケットカウンターにいた1人前のおばちゃんがモタモタしているわ、更にジュースを買おうと思ったら売店の受付でジュースとポップコーンを買っている家族連れがコレもまたモタモタしているわでイライラするわ焦らせるわでかなわん。

まぁ何とか上映開始には間に合ったけどね。

ところがいざ上映シアターに入ってみると、観客は俺を含めてたったの2人!

約60分間の映画をほぼ独占貸切モード状態で鑑賞できたよ。

(´ω`) ちなみに今回はパンフレット(1000円)は問題なく1発で入手、それとこの作品は特別料金だそうで鑑賞料金は1200円ですた。
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という訳で「マルドゥック・スクランブル 圧縮」の感想文ということで。

※ 注意 ※

これより以下、当記事にはネタバレ要素が多分に含まれております。

当記事を見てネタバレが発生しても当方では一切責任は持ちません。

各自の自己責任の下で閲覧してください。


ということで今回の「マルドゥック・スクランブル =圧縮=」だが、最初に言っておくべきことがある。

俺は原作の小説を全く読んだことがないということ。

まぁコレは以前にも「涼宮ハルヒの消失」だとか「機動戦士ガンダムユニコーン」だとか「劇場版魔法少女リリカルなのは」でもそうだったけど、今回の「マルドゥック・スクランブル」でも同じというこったな。

もっとも「リリカルなのは」の場合は原作はTVアニメではあるが。

ストーリーとしてはこんな感じ。

15歳の少女「ルーン=バロット」(CV:林原めぐみ)はそれまでに起こった様々な辛い過去から心を閉ざし、未成年娼婦(ティーン・ハロット)として希望無き日々を送っていた。
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だが働いていた店が摘発され行き場を無くしていたところをカジノ経営者にしてショー・ギャンブラー「シェル=セプティノス」(CV:中井和哉)に専属娼婦として傭われ、偽りの過去を与えられ過ごすことになる。
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そんなある時バロットは疑問を持つ。

「何故私なのか?」

だがシェルは疑問を持つ事に対し

「与えられたことに疑問を持つな、それがルールだ」
「それを破った子がどうなるのか、お前は知っているか?」


そう言うとバロットを車に閉じ込め爆破し殺害を試みるが、炎上する車の中から次に目覚めた場所はかつて死体安置所だったばしょに設置されたカプセルの中だった。

バロットは瀕死の重体となるも、マルドゥック・シティ委任事件担当官「ドクター・イースター」(CV:東地宏樹)と同じく事件委任担当官「ウフコック=ペンティーノ」(CV:八嶋智人)という1人の人間と1匹の金色のネズミによって救出されていた。
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救出されたバロットが目覚める前、深層意識の中で幾つかの問いに「死にたくない」という答えを出した事により全身の皮膚を強化繊維で特殊技術により再構成させる「マルドゥック・スクランブル-09」という法令では使用が禁止されているが人命保護のために禁じられた科学技術を用いる事を特別許可する緊急法令を用いて蘇生されたのだった。

蘇ったバロットは同じ技術を用いられ様々な道具や武器にターン(変化)することが可能な金色のネズミ「ウフコック=ペンティーノ」と街へ出掛け、会話し、その優しさに触れ「何故自分が殺されかけたのか?」「何故自分だったのか?」を探していた。

一方バロット殺害を試みたシェルは幼少期に受けた「A-10手術」の影響により定期的な脳内記憶の抽出保存、記憶除去作業を受け記憶の除去を施したことによりバロットの記憶を失う。

残ったのは「ルーン=バロットという少女を殺した」という事実と遺灰から精製するはずだったブルーダイヤの不在だけ。

だがそこにバロットが「マルドゥック・スクランブル-09」を受けまだ生きている事に恐怖を覚え、オクトーバー社のマルドゥック・スクランブル-09専門委任事件担当官「ディムズデイル=ボイルド」(CV:磯部勉)にバロット殺害を依頼する。
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「マルドゥック・スクランブル-09」適用によりバロット殺害未遂事件が法廷の場で議論されることになったため出廷したバロットはそこで彼女の過去に関しての証言をする。

実父との数回に渡る性的交渉、それを知った実兄による実父の殺害、これらの過去から心を閉ざすという「特技」・・・etc。

法廷での証言を終えたバロットにボイルドは

「お前はウフコックにふさわしい使い手ではない」

と告げられる。

かつてある事件で絶望しウフコックを"濫用"したことによって事件の関係者全員を惨殺してしまい、ウフコックに握られることを拒絶されたというウフコックとイースターの"元同僚"であるボイルドの放った言葉に無力感と同時に怒りを感じたバロット。

そして蘇生と同時に得た超人的な能力の使い方をドクター・イースターに教わり、ウフコックの持つ変身能力で自らを守る術を驚異的なスピードで身につけるバロット。

だが過去の事件により袂を分かつ事となったものの、再びウフコックをその手に取り戻さんとするボイルドはバロットの事件を無かったものにするべく暗殺集団を雇いバロットの元へ向かわせる。

画像殺害した相手の「眼」を体に移植しコレクションする「ミンチ・ザ・ウィンク」(CV:三宅健太)。


画像殺害した女性の乳房を身体中に移植している「フレッシュ・ザ・パイク」(CV:脇知弘)。


画像殺害された相手の髪や皮膚を移植している「レア・ザ・ヘア」(CV:かないみか)。


画像殺害した相手の指を自らの指に移植し、更にアクセサリーにもしている「ミディアム・ザ・フィンガーネイル」(CV:若本規夫)。


画像リーダーであり、殺害した女性の性器を左手の手のひらに移植している「ウェルダン・ザ・プッシーハンド」(CV:田中正彦)。


彼らは自らを「畜産業者」と称し「バンダー・スナッチ・カンパニー」という看板を掲げ、自らのコレクションしたい身体のパーツ以外は移植用・研究用・観賞用・食用として売りさばく暗殺集団。

しかし彼ら「畜産業者」は超人的な能力を得たバロットの敵ではなく、次々と撃破されてゆく。

その中で敵を倒すという「征服感」とそれを自らの力で成し遂げる「達成感」、そしてそれらから来る「快感」から己に酔いしれてしまうバロット。

だが手にしたウフコックの銃から大量の流血が起こる。

それは拒絶反応を示した事による出血だった。

そこへ「畜産業者」ではバロット暗殺は無理と判断し自ら乗り込んだボイルドがウフコックがパートナーだった頃に身体の一部が変化させた銃を手にバロットの前に姿を現す。

しかしウフコックは流血し嘔吐する拒絶反応を起こしながらもそれに耐え、バロットを救おうとする。

「何故濫用するバロットを許すのか?」

超人的な能力を得たバロット以上の戦闘力で迫るボイルドの追撃から必死に逃げるバロット。

「ごめんなさい、ウフコック。ごめんなさい、行かないで。私の手の中にいて!」
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瀕死の状態になりながらもバロットを守ろうとするウフコックに贖罪の気持ちを訴えるバロット。

だが容赦なく迫るボイルドは瀕死の状態になりながらも再び銃に変化(ターン)するウフコックを手にするバロットにその銃を突きつける。

果たしてその戦いの行方は───?


・・・といった具合の流れなのだが、観終わって感じたのは約60分間という短時間作品ではあったが非常に濃く、そして続きが気になるというのがまずは最初の感想かな。

まぁ終わり方が引っ張る形で終了したから当然といえば当然なのだが、だがそれにしても戦いの行方とバロットの運命、ウフコックの運命、そしてシェルによってバロットが選ばれた理由。

これらの結末が全くわからない状態で終了し次回作に繋がる訳だが、とにかく続きが気になって仕方がない。

もっとも全ての真相は次回の第2部「燃焼」ではなく第3部「排気」あたりで明らかになるのだろうかもしれないが、それにしてもとにかく次回が気になる。

映像に関しては非常にクオリティが高く、隅々までよく作りこまれているなというのが素人目でも明らかに解るレヴェル。

キャラクターの動きや表情、動きの滑らかさといった隅々までよく丁寧に作られている印象かな。

作品の全体的な世界観に関してはバロットの身体が再生手術により驚異的な身体能力を得たり、サイボーグ化させる事により通信を行ったりするといった設定を見ていると「攻殻機動隊」に近いサイバーパンク的というか何と言うかそれに近い。

また舞台となる「マルドゥック・シティ」もかつて第二次世界大戦前にドイツで作られたSF映画「メトロポリス」に出てくるようなビルディングやロサンゼルスのような街並みやスラム街が登場したんだけどな。
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こういった町並みを見ると先程の「メトロポリス」だけでなく影響を受けた(?)「THE ビッグオー」の舞台「パラダイムシティー」や「銀河鉄道999」に出てきた「メガロポリス」っぽくもあり、これらの作品が好きだった人には受け入れやすいんじゃなかろうかと思うんだ。

ただ「攻殻機動隊」なんかでもそうだと思うけど、作中に出てくる設定に関しては原作をあらかじめ読んでいる人はともかくとして初見の人間からすると設定用語的なものが出てくると「?」となってしまう部分もあるんじゃなかろうかと。

一応モノによっては劇中で説明される描写もあるし、そうでない設定であってもパンフレット中で説明することによって補完する形をとってはいるけどね。
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まぁでも知らなくてもそれなりに楽しめることは楽しめるけどな、現に俺は実際楽しめたし。

そして主人公の「ルーン=バロット」を演じたあの"メグ姉"こと「林原めぐみ」さんの演技が素晴らしいんだコレがまた。

冒頭の方でも書いたけど今から5年前にOVAで製作される事が発表された時点でバロット役として決まっていたそうなのだが、もう流石というか何と言うかとにかく演技がいい!

まぁこの人は元々演技に関してはとにかく評価は高い人ではあるが、かつて「新世紀エヴァンゲリオン」で綾波レイという繊細な少女の役をを演じたというキャリアもあってか今回の「マルドゥック・スクランブル」でもほぼ同年齢のキャラクターであるバロットにしても繊細な少女の役は演技に関して素人の俺が見ても「見事」という以外言いようがない。

そしてウフコックの役を演じた「八嶋智人」さんだが、俺はこの人の名を見て「はて、初めて見る声優さんのような気がするが・・・?」と思いググッたんだけどね。

そしたらこの方、かつて放送されていたTV番組「トリビアの泉」にて司会をしていたメガネを掛けた方だったそうで。

(;^∀^) Wikipediaでこの方の正体を知ったのだが、読んだ瞬間「あぁ〜ッ!あの人ね!」と思わず叫んじゃったよ。

とにかく60分というよくある120分の映画の半分しかない作品ではあるが観ていて飽きない、中身が濃い、そんな作品ですわ。

そして次回の第2部「マルドゥック・スクランブル =燃焼=」はパンフレットには2011年劇場公開とあるが、公式サイトを見ると今年2011年9月3日(土)に公開決定らしい。
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まぁ恐らく第2部も第1部同様全国各地で短期間の上映を順次上映と言う形になるんじゃなかろうかと思うが、第2部も公開されたら観に行きたいと思いますわ。

しかも「公開館拡大!」とあるのでもしかすると俺の御用達映画館「MOVIXさいたま」でも上映される・・・かな?

というかして欲しい・・・さいたま新都心駅なら家から劇場まですごく近いけど、熊谷だと電車だけで30分かかる上に歩いて20分という合計約1時間近くかかるしね。

おまけに俺としてはレイトショーで観たいのに熊谷だと今回の上映でレイトショーを選択すると上映終了時間から熊谷駅発の終電発車時刻まで10分しかないので絶対に間に合わないというスケジュールだったから、是非とも次回は「MOVIXさいたま」で上映して欲しいと個人的には思いますわ。

(;´Д`) 「車で行く」という手もあるけど、俺としては車ではあまり行きたくないというのもあるので・・・故に今回は夕方の時間帯で鑑賞したわ。

ということで今回は「マルドゥック・スクランブル =圧縮=」の感想文でしたと。

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コメント(4件)

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感想待ってましたよ〜(*´∀`)ノ
シャオっち、感想上手すぎ(*^ー゚)b

映像、凄かったね。
余りに綺麗なんでびっくりしちゃった。
めぐさん、相変わらず素晴らしいです!!
本当、観に行ってよかったよ。

少し残念なのは、ここはもう少し書いて欲しかった、惜しいなぁ、
って所がいくつかあったかな。
まぁ、約60分の映画だったので仕方ないとは思いますが。

公開館拡大ってマジですか!!
公式見てなかったよ^^;
家の近所のワーナー・マイカルで上映してくれないかなぁ。

まぁ、どこであっても観に行くんだけどね。
9月が楽しみだね。


ニャンコ@斑
2011/05/16 23:35
>にゃんこせんせー

( ゚∀゚)ノ コメントありがとうございます。

(; ̄∀ ̄) いやぁ〜・・・お待たせして申し訳ない。
ストーリーに関してはパンフを参考に書けばいいから特に難しくはないけど、問題は自分の感想を如何に書き出すかが難しくって毎回遅くなっちゃうのよね。

確かに凄く映像クオリティの高い映画だったよね。
TVアニメでも劇場版に負けないクオリティの高い作品もあるけど劇場用アニメというのはTV用アニメと比較して総じて映像的なクオリティが高い作品が多く、その判りやすい好例として「クレヨンしんちゃん」シリーズだよね。
「クレしん」はTV版に比べセル画枚数も多く、映像だけでなくストーリーや演出etc含めて劇場版は一定の評価を得ているしね。

それと同様に今回の作品もTV版は元々無が映像クオリティに関しては「流石劇場アニメ」と俺も思ったわ。
そしてメグ姉さんは本当にあの人は声優としての演技力は半端がない。
レイにしろバロットにしろ少女の微妙な心情さえも読み取りその部分も含めて演技に出すという他の声優では簡単に出来ないことを平然とやってのける、そこにしびれるあこg(ry

俺は原作は全く読んでないのでわからないけど、やっぱり描ききっていないシーンってあったんだ。
やはりどんなアニメ作品でも原作のあるものは大なり小なり尺の都合なのかどうなのかはわからないけど、どうしてもそういうところあるよね。

俺も今年の9月が楽しみという以上に続きが気になって仕方がない。
問題は9月公開時点で近くで公開されるかどうかってところだな。
公開館拡大と謳っているので第1部以上の範囲で公開してくれると思うんだけど・・・。
Xiao
2011/05/17 13:10
初めまして、マルドゥックについて検索したらでてきましたので書き込みさせていただきます
林原さんがでているこということで見ました、自分は秋田に住んでましてこちらでも5月上旬中に公開されました
最近原作のほうも読み始めたので燃焼、排気の映像化がどんなふうになるかがきになるところです
燃焼は9月上映するようですが、秋田ではいつ公開なるのやら
アンノウン
2011/05/18 15:06
>アンノウンさん

( ゚∀゚)ノ コメントありがとうございます。

実は俺のマイミクの一人も秋田の人で、その人もつい先日観た云々言っていたんですよ。
俺は小説を読むというのが昔から苦手なクチなので、とにかく9月の第2部「燃焼」封切りが楽しみで仕方がない、というか気になって仕方がないって感じですね。

ただ自分の近所でいつ上映するかという話になると公開から半年後になった今回の第1部「圧縮」のように数ヶ月待つハメになるという可能性もあるので、公式サイトをこまめにチェックして気長に待ち、近場で上映したら逃さず観るという形で行くしかなさそうな気がします。
Xiao
2011/05/18 17:40

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